この記事では、Windowsユーザ向けに異なるバージョンのNode.js環境を整備できる nvm のインストール手順を紹介します。
nvm-windows インストール
下記のページにアクセスし、Assets 項目にある nvm-noinstall.zip をダウンロードしてください。
https://github.com/coreybutler/nvm-windows/releases
ダウロードした zipファイルは、nvmを置きたい任意のフォルダで解凍してください。
※この記事では、D:\nvm に配置した想定で説明します。
環境変数設定
Windowsの検索ボックスで「環境変数」を入力して検索してください。
「システムのプロパティ」を開き、「環境変数」をクリックします。
環境変数 NVM_HOME をユーザ環境変数とシステム環境変数に新規追加してください。
変数値は、先ほどnvmを配置した場所のパスを指定してください。
・変数名：NVM_HOME
・変数値：D:\nvm（例）
環境変数 NVM_SYMLINK をユーザ環境変数とシステム環境変数に新規追加してください。
この環境変数は、Node.jsのバージョンを識別するために使用されます。
任意のパスを指定してください。（自動的にフォルダが作成されるため、存在しないパスで大丈夫です。）
・変数名：NVM_SYMLINK
・変数値：D:\nvm_nodejs（例）
システム環境変数の「Path」の編集画面を開き、下記の値を新規追加してください。
%NVM_HOME%
%NVM_SYMLINK%
settings.txt 配置
下記例のように settings.txt を作成し、nvmを配置したフォルダ直下に配置してください。
root: D:\nvm path: D:\nvm_nodejs arch: 64 proxy: none
- root: NVM_HOME の変数値と同じもの
- path: NVM_SYMLINK の変数値と同じもの
- arch: Windows OSのビット数
- proxy: 基本的に none を設定。プロキシを設定したい場合は設定してください。
コマンドプロンプトを開いて、nvmのパスが取っているかを確認するために下記のコマンドを実行してください。
nvm version
パスが通っていない場合は、Windowsを再起動してください。
Node.js インストール
コマンドプロンプトを開いて、インストールできるバージョンを確認するために下記のコマンドを実行してください。
nvm list available
下記例のようにインストールしたいバージョンを指定して、コマンドを実行してください。
nvm install 12.18.3
使用されるNode.jsのバージョンを確認するために下記のコマンドを実行してください。
nvm list
使用しているバージョンに「*」が表示されます。
Node.jsが使用できることを確認するために下記のコマンドを実行してください。
node -v
Node.js バージョン切り替え
Node.js のバージョンを切り替えたい場合は、下記のようにバージョンを指定してコマンドを実行してください。
nvm use 10.15.3
nvmで使用しているバージョンを確認
nvm list
Node.js のバージョンを確認
node -v
以上です。
閲覧ありがとうございました。